EDM設定
EDM設定画面を使用し、機器内の電子距離計の設定を設定できます。
EDM設定画面を表示するには:
- をタップし、機器 / EDM設定を選択します。
- ステータスバーの機器アイコンをタップして機器機能画面を表示させた後、レーザまたはDRボタンをタップアンドホールドします。
測定モードを切り替えるには、機器機能画面内の最初のボタンをタップし、選択可能なモードの間で切り替えます。
大部分のTrimble機器では、下記を選択した場合:
- 標準(STD)の場合、機器はEDM標準モードになっており、標準距離測定が行われる際、角度の平均化が行われます。
- FSTDの場合、機器はEDM標準モードになっており、高速標準測定が行われる際、角度の平均化が行われます。
- TRKの場合、機器はEDM捕捉モードになっており、絶えず距離を測定し、順次ステータスリンクで更新します。
Trimble C3およびC5トータルステーションでは、下記を選択した場合:
- 標準――標準距離測定が行なわれている間に、機器が角度を平均します。
- 高速――高速標準測定が行なわれている間に、機器が角度を平均します。
- 高精度――機器が繰り返し距離を測定し、その都度最新の結果をステータスラインに表示します。
コントローラが接続されている機器によって以下の機能を使用できる場合があります:
Direct Reflexチェックボックスを選択し、DRモードを有効にします。
DRモードは、機器機能からのほか、ターゲットDRにターゲットを変更することによっても有効にすることができます。
暗い環境内でのプリズム位置決めプロセスを簡素化するには、EDM設定画面でレーザポインタを有効にし、ターゲット制御機構画面で「レーザロック」のチェックボックスを有効にします。
機器機能画面からもレーザの有効、無効を切り替えることができます。
Trimble S8またはS9トータルステーションには、3R高出力レーザポインタが装備されている場合があります。
高出力レーザーは放射能を放出するクラス3Rのレーザーです。ビームにのぞき込んだり、光学機器などで直接見たりしないでください。
高出力レーザポインタを使用する場合
- 機器は、レーザポインタが望遠鏡と同軸になっていない場合でも、レーザポインタ位置までの測定を行うために自動的に方向を調節することができます。測距時に3R高出力レーザポインタが作動している場合、高出力レーザー・ポインタが示しているところまでの距離を計測するように、機器を向ける鉛直角度を決定する予備測定がとられます。機器は自動的にその位置に向き計測します。その後機器は、レーザー・ポインターが再び測定された位置を示すように向きを変えます。予備測定値は保存されません。この機能は連続地形では使用できません。
- 方向転換する際の鉛直角度の計算では、予備測定値までの水平距離が高出力レーザー位置までの距離に似通っているものと過程されます。高出力-レーザーポインタがオブジェクトの上部、下部、または下端にある場合、高出力レーザーポインタまで測定する場合、予備測定で、測定したいオブジェクトを通過することを妨げるためにオブジェクトの下端ではface 1を、上端ではface 2を使用することをお勧めします。
DRで測定したポイントを保存するときにレーザを点滅させるには、「レーザの点滅」フィールドでレーザの点滅する回数を選択します。
測定の許容精度を定義するには、機器のモードによって「プリズム標準偏差値」または「DR標準偏差値」を入力します。散在するターゲットまでを測定するとき、標準偏差が定義された値に達するまでは、標準偏差がステータスライン上に表示されます。標準偏差が定義値に達するとDR測定は受け入れられます。標準偏差が定義値に達する前にDR測定を受け入れるには、ステータスラインに標準偏差が表示されている間に「Enter」をタップします。
測量に適当なDR最短・最長距離を入力します。最長距離を増加すると、測定された距離が入力した最大値以下であっても、測定が完了するまでの時間が長くなります。初期設定の最長距離が、測定時間と距離のバランスをとります。測定距離が長い場合には、最長距離を長くしてください。DR測定距離を制限するには、最短かつ最長距離を入力し、遠隔または断続的なオブジェクトからの影響を避けるようにしてください。
1 km以上離れたターゲットを観測するのに強力な機器信号が必要な時に、長距離モードを使用します。
精度の低い測定値(機器仕様の通常値以下)を受け入れるには、弱光量をオンにします。
捕捉モード使用時に、より速い更新レートが必要な場合に、10 Hzのトラッキングを使用します。
- このオプションは、Autolockモードで、なおかつトラッキングモードの時にだけ利用可能です。トラッキング中にDRを選択したり、またはAutolockをオフにしたりすると、ソフトウェアは初期設定の通常のトラッキングモードに戻ります。
- トラッキングは早くなりますが、保存されたポイントの精度はヌル値になります。