SX10スキャンを繰り返すには

Trimble SX10スキャニングトータルステーションを使用して同じエリアを複数回スキャンする場合、同じジョブまたはリンクされたジョブ内の以前のスキャンを読み込むことで、スキャンをすばやく簡単に繰り返すことができます。たとえば、床を一度スキャンして、水平出しが必要な高いまたは低い領域を見つけたり、修復作業を実行した後、スキャンを繰り返して、床が必要な許容範囲内であることを確認できます。

スキャン画面には、スキャンフレームを含む、選択したスキャンのスキャンパラメータが表示されます。開始をタップしてスキャンを繰り返します。必要に応じて、読み込まれたスキャンパラメータを変更してからスキャンを開始できます。

スキャンを読み込むには:

  • 機器は、繰り返したいスキャンと同じポイントに設置する必要があります。
  • ソフトウェアが鉛直角度を正しく再計算し、スキャン間の機器の高さの差を考慮できるように、距離の値が正確であることを確認します。
  1. をタップし、測定 / スキャンを選択します。

  2. 読み込みをタップします。

    ソフトウェアは、現在のジョブとリンクされたジョブ内の、現在のステーションと同じポイントでキャプチャされたスキャンのリストを表示します。

  3. 読み込むスキャンを選択します。

    スキャン画面には、スキャンフレームを含む、選択したスキャンのスキャンパラメータが表示されます。スキャン名は、読み込まれたスキャンの名前に基づいて自動的に生成されます。

  4. 必要に応じてスキャンのパラメータを編集します。
  5. 「開始」 をタップします。

スキャンパラメータを定義し、スキャンを完了せずに後で読み込むことができるように保存できます。

  1. をタップして測定 / スキャンを選択し、フレームを含むスキャンパラメータを定義します。または、以前のスキャンを読み込んで編集します。

  2. をタップするか、ソフトキーの列に沿って右から左(または左から右)にスワイプし、保存をタップします。

    ポイントを含まないスキャンレコードがジョブに書き込まれます。空のスキャンには関連付けられた.rwcxファイルが存在しない点に注意してください。

空のスキャンを作成し、後で読み込むスキャンの一覧に表示しないことにした場合は、ジョブのレビュー画面で削除できます。