移動局インターネットデータリンクのためのGNSSコンタクトの作成

RTKインターネットデータリンクのGNSSコンタクトを作成する場合、GNSSコンタクト編集画面には次のタブが表示されます。

ネットワーク接続タブを使用して、インターネットへの接続方法を選択します。
補正タブを使用し、どこからRTK補正を取得するかを選択し、選択した補正ソースの接続設定を構成します。

GNSSコンタクト編集画面のネットワーク接続タブを使用し、インターネットへの接続方法を選択します。

コントローラがAndroidデバイスの場合、ネットワーク接続オプションは、コントローラ内のSIMカードを使用するしかありません。初期設定では、コントローラのインターネットという名前の接続がネットワーク接続フィールドで選択されています。

コントローラを使用してインターネットに接続するとコントローラのインターネットの接続を、RTK データを受信するだけでなく、RTK測量中に他の機能にも使用することができます。その他の機能には、プロジェクトやジョブのダウンロードや電子メールの送信などがあります。

コントローラのインターネット接続を使用する場合、Bluetoothまたはシリアルケーブルを使ってコントローラを受信機に接続できます。

ネットワーク接続を設定するには:

ネットワーク接続フィールドで:
1. をタップし、ネットワーク接続画面を開き、コントローラのインターネットという名前の接続を選択します。
2. コントローラのインターネット接続を未設定の場合は、ネットワーク接続画面で設定をタップし、オペレーティングシステム接続の設定画面を開き、接続を設定します。
3. ネットワーク接続画面で承諾をタップし、GNSSコンタクト編集画面に戻ります。
「保存」をタップします。

コントローラを受信機を接続するには

2017年以降にリリースされたファームウェアを実行しているモデム内蔵型Trimble受信機は、受信機インターネットの接続を使用できます。

受信機を使用してインターネットに接続する場合、受信機インターネットの接続は、RTK データの受信にのみ使用できます。プロジェクトやジョブのダウンロードや電子メールの送信などの他の機能に受信機インターネットの接続を使用することはできません。

受信機インターネットの接続を使用する場合は、Bluetoothを使用してコントローラを受信機に接続する必要があります。

ネットワーク接続を設定するには

ネットワーク接続フィールドで、をタップしてネットワーク接続画面を開き、受信機インターネットという名前の接続を選択します。「承認」をタップします｡

ほとんどの場合、受信機インターネットの接続設定を編集する必要はありません。
受信機のSIMカードにPINが設定されている場合は、PIN をモデムPINフィールドに入力します。
「保存」をタップします。

接続を試しても動作しない場合は、さらに設定が必要になることがあります:

ネットワーク接続フィールドで、をタップしてネットワーク接続画面を開きます。
受信機インターネットという名前の接続を選択し、編集をタップします。
APNフィールドで、をタップしてインターネットサービスプロバイダのアクセスポイント名（APN）選択方法を選択します。これは受信機内のSIMカード供給元のサービスプロバイダです:
- 受信機のSIMカードから直接APNプロファイルを使用する場合は、SIMの初期設定を選択します。
- アクセスポイント名（APN）の選択を選択して、Trimble AccessのAPNウィザードから場所およびプロバイダとプランを選択します。「承認」をタップします｡
- モデムに接続し、モデムからGNSSコンタクトにAPN情報を読み込んで保存するには、モデムから読み込むを選択します。GNSSコンタクトに保存されている設定は、GNSSコンタクトを使用して接続する際に必ず使用されます。
  
  モデムから読み込むオプションは、受信機にファームウェアバージョン5.50以降がインストールされている場合にのみ使用できます。
セルラーユーザ名およびセルラーパスワードを入力します。初期設定では、これらのフィールドは両方ともゲストに設定されています。
「承認」をタップします｡
ネットワーク接続画面で、承諾をタップします。
「保存」をタップします。

他のデバイスを通じてコントローラをインターネットに接続するには

旧式の受信機や、Bluetooth DUNサービスをサポートする携帯電話など、他のデバイスをお持ちの場合は、そのデバイスを介してコントローラをインターネットに接続できます。個別のスマートフォンを使用し、コントローラをインターネットに接続することもできます。

インターネット接続は、RTK データを受信するだけでなく、RTK測量中に他の機能に使用することもできます。その他の機能には、プロジェクトやジョブのダウンロードや電子メールの送信などがあります。

受信機や、スマートフォン以外の携帯電話を介してインターネットに接続するには:

デバイスのモデムが、Bluetooth DUNサービスをサポートしている必要があります。
受信機は、R10-1やR8など、旧式Trimble受信機である必要があります。

受信機がBluetooth DUNをサポートしておらず、コントローラでインターネットを使用できるようにしたい場合は、接続をコントローラのインターネット使用する必要があります。

下記を使用してコントローラをインターネットに接続するには:

接続されたスマートフォン――別のスマートフォンを使用したインターネット設定を参照してください。
旧式受信機または携帯電話――別のデバイスを使用したインターネット接続を参照してください。

補正設定を行うには

補正タブをGNSSコンタクト編集画面から使用してどこからRTK補正を取得するかを選択し、選択した補正ソースの接続設定を構成します。

NTRIPサーバーからの補正情報を使用するには

RTXを使用(インターネット)スイッチをいいえに設定します。
NTRIPを使用スイッチをはいに設定します。
Trimble AccessソフトウェアがNTRIPバージョン1.0を使用するように強制するには、NTRIP設定を行なう際に、NTRIP v1.0を使用するのチェックボックスを選択して下さい。
NTRIPサーバが
- プロキシサーバﾞを使用している場合は、プロキシサーバーを使用するスイッチをはいに設定し、プロキシサーバーフィールドにプロキシサーバーアドレスを入力し、プロキシサーバーポートを入力します。
- プロキシサーバーを使用しない場合は、プロキシサーバーを使用するスイッチをいいえに設定します。
マウントポイント名の入力を促されることなく、測量開始の際にマウントポイントに接続するには、マウントポイントに直接接続するスイッチをはいに設定し、マウントポイント名を入力します。

マウントポイント名が入力されていない場合、システムは測量開始時に入力するよう促します。この選択はGNSSコンタクトとして保存されます。測量開始時点で、指定のマウントポイントにアクセスできないときは、利用可能なマウントポイントのリストが表示されます。
NTRIPサーバを使用するのにユーザ名とパスワードが必要な場合、NTRIPユーザ名およびNTRIPパスワードフィールドに詳細を入力します。
IP アドレスと IPポートフィールドに、データプロバイダから送信されたNTRIPサーバの情報を入力します。
移動局が一般 NMEA メッセージを介して識別情報を基準局データサーバーに提供する必要がある場合には､ユーザー識別情報を送信しますか?チェックボックスにチェックマークを入れます｡測量の開始時にソフトウェアはこの情報を入力するように求めます｡
「保存」をタップします。

詳細については、NTRIPサーバ設定を参照してください。