DXFファイルおよびシェープファイル
DXFファイルおよびシェープファイルには、様々なオフィスソフトウェアパッケージで作成された測量データや土木設計データが含まれます。
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DXFファイルは、AutoDeskなどのCADソフトウェアから生成された2Dや3Dベクターグラフィックファイルフォーマットです。「DXF」は「Drawing Exchange Format」の略称です。
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ShapefileはESRIベクターデータ保存形式で、地理的特徴をポイント、ライン、ポリゴン、または属性情報として保存するためのものです。
本トピックの残りの部分は、別段の記述がない限り、DXFファイルおよびシェープファイルの両方に同様に適用されます。
レイヤを含んだDXFファイルおよびシェープファイルについては、ファイル内の各選択可能特徴ごとに名称が生成されます。 ファイルで選択可能な特徴全てにコードを生成することができます。 コードはファイルに保存された属性に由来します。一般的には、オリジナルファイルの名前、コード、及び特徴の属性からなります。
Shapefilesの場合、名前は、Shapefile名の最初の5文字で始まり、その後にファイルインデックス番号およびスペース一つ、さらにこの機能が定義されるShapefile内の行番号が続きます。
DXFファイルの場合、名前は、レイヤ名の最初の8文字で始まり、その後にスペース一つ、さらにDXFファイル内の当該機能の行番号が続きます。Trimble Business Centerから入手したDXFファイルの場合、エンティティが存在する場合、その名前が使用されます。
ファイル名及びレイヤー名を検索するためにマップで選択可能な特徴をレビューすることが出来ます。
表示、選択可能なDXF エンティティ:
- ARC, CIRCLE, INSERT, LINE, POINT, POLYLINE, LWPOLYLINE.
DXFエンティティのみ表示:
- 3D FACE, SPLINE, SOLID, ATTRIB, BLOCK ATTRIB, TEXT, MTEXT, HATCH.
- 制御文字: C–直径記号、D–度記号、P–プラス/マイナス記号、%–パーセンテージ記号。
DXFファイルに含まれた押出円弧は正しくマップに表示されますが、作動させることはできません。 プランビューの楕円体からの押出円弧および楕円体の杭打ちには対応していません。
網掛け多角形を表示するには、マップツールバーのをタップし、設定を選択し、網掛け多角形を選択します。
対応しているShapeエンティティ: 「ヌルシェイプ、ポイント、ポリライン、ポリゴン、マルチポイント、ポイントZ、ポリラインZ、ポリゴンZ、マルチポイントZ、ポイントM、ポリラインM、ポリゴンM、マルチポイントM、とマルチパッチ」
- ヌルポイント、ポイント、ポリライン、ポリゴン、マルチポイント、ポイントZ、ポリラインZ、ポリゴンZ、マルチポイントZ、ポイントM、ポリラインM、ポリゴンM、マルチポイントM、とマルチパッチ。
Shapefileエンティティの属性情報を参照するには、Shapefileに関連付けられた.dbfファイルが含まれている必要があります。
網掛け多角形を表示するには、マップツールバーのをタップし、設定を選択し、網掛け多角形を選択します。
マップ内でDXFファイルおよびシェープファイルを表示するには、マップツールバーのをタップしてレイヤマネージャを開き、マップファイルタブを選択します。ファイルを一度タップするとファイルが見えるようになります()。もう一度タップすると、ファイル内のエンティティが選択可能になります()。別の場所からプロジェクトフォルダにファイルを追加するには、追加をタップします。より詳しい情報につきましては、マップファイルを管理するにはをご参照ください。
こうしたタイプのファイルには通常レイヤが含まれています。一部のレイヤのみ見えるようにしたり選択可能にしたりするには、マップファイルタブでファイル名の横の矢印をタップしてから、各レイヤを1回タップして非表示にすることができます。選択可能にせず、見えるようにだけするときは、2回タップします。レイヤをもう一度タップすると、見えるようになり、かつ選択可能になります。
DXFファイルおよびシェープファイルの表示・選択可能な全エンティティの一覧は、以下のDXFファイルおよびシェープファイルでサポートされるエンティティリストを参照してください。
DXFファイル内の三角3D面は、Trimble Accessで面として使用することができます。デジタル地勢モデル(DTM)をご参照ください。
Trimble Accessソフトウェアには、DXFファイルおよびシェープファイルのデータ表示を制御する設定があります。これらを設定するには、マップツールバーのをタップし、設定を選択し、マップデータ制御グループの設定を行います。
DXFファイル内の白のコードを持つ線画のライン特徴は、Trimble Accessで黒く表示されています。
ポリラインの拡大表示
ファイル内のポリラインを個別のラインと円弧の区分に拡大するには、ポリラインの拡大表示(DXF、Shape、LandXML)チェックボックスを選択します。拡大表示されたポリラインの各線分には、ポリライン名と線分番号を使用した固有の名前が付けられています。
ノードの作成
ラインや弧の終点で、ポリラインに沿って全ポイントでノードの作成(円および弧の構成要素の中心で、ポイントを作成するには、マップ内で表示するレイヤを選択する際、オプション「DXF、ShapeおよびLandXML」画面でノードの作成チェックボックスを選択します。作成後のポイントは、その後、杭打ちまたは座標計算用に選択可能です。
このオプションは、DXFファイルの円の中心および円弧構成要素の中心にもポイントを作成しますが、ポリラインの一部を成す円弧構成要素には適用されません。
Shapefilesは弧をサポートしないことから、弧は多くの場合、一連の短い線として表現されます。その結果、ポイント数が多くなります。ノードの作成を選択すると、パフォーマンスに影響することがあります。
ヌル高の指定
アプリケーションの中には ‑9999.999などの数値を使ってヌルを表すものがあります。Trimble Access ソフトウェアで、この値が正しくヌル値として扱われるようにするには、必ずDXFファイルでヌル値を表す値をヌル高(DXFのみ)フィールドに値を入力してください。この値は、ヌル高さと同じか、それ以下であるとヌルとみなされます。例えば、ヌル高さが ‑9999であるとすると、‑9999.999もヌルとみなされることになります。
グリッド座標のみ表示されます。投影の定義を行っていない場合、グリッド座標として保存されていたポイントだけが表示されます。グリッド(ローカル)座標 は、入力変換が定義されていないと表示することができません。変換を参照してください。
座標計算設定 スクリーンの「グリッド座標」フィールドが「南-東にプラス」または「南-西にプラス」に設定されている場合、このスクリーンは180度回転します。プラスした南座標は画面上部に表示されます。
ラベルを表示するには
DXFファイルおよびシェープファイル内のエンティティの名前、コードおよび標高の表示/非表示を切り替えるには、マップデータ制御グループ内の該当ディスプレイチェックボックスをタップします。
ファイルがレイヤマネージャで選択可能に設定されている場合に限り、これらの追加ラベルだけがソフトウェアに表示されます。ファイルが表示されるように設定されているときは、追加ラベルは表示されません。マップファイルを管理するにはをご参照ください。
ステーション値の表示
マップで選択されているDXFファイル内の任意のラインに対して、測点値が表示されます。全てのDXFファイルの測点値の表示と非表示を切り替えるには、測点値を表示チェックボックスを選択します。
データをマップ上で旋回するには、をタップし、マップをタップしてからドラッグすると、表示を旋回させることができます。マップの中心に表示されるアイコンは、軌道上のポイントであることを表します。
マップから、DXFのファイルおよびシェープファイルのエンティティを選択し、測量計算や、面の作成、杭打ちといった他のソフトウェア機能の中で使用することができます。詳しくは、DXFファイルおよびシェープファイルでサポートされるエンティティを参照してください。
測量計算にDXFファイルまたはシェープファイルのエンティティを使用すると、杭打ち中またはジョブ内にポイントを作成する際に、Trimble Accessはエンティティの属性をファイルからコピーし、Trimble Accessジョブのポイント、ポリラインまたは円弧とともに保存します。
特徴タイプが関連付けられているDXFファイルまたはシェープファイルのエンティティの属性情報を確認するには、マップ上でエンティティを選択し、レビューをタップします。エンティティを複数選択した場合は、エンティティをリストから選択し、詳細をタップします。
ジョブからDXFファイルまたはShapeファイルとしてデータをエクスポートすることができます。 ジョブからデータをエクスポートするにはを参照してください。
DXFファイルおよびシェープファイルの中でエンティティ(ポイント、線および円弧)を選択し、杭打ちすることができます。
- マップツールバーのをタップし、マップファイルタブを選択します。杭打ち対象項目を含んだレイヤーが、マップ内で見える状態になっていて、選択可能な状態になっていることを確認します。
- マップ上で、エンティティ-をタップして選択します。 ラインの場合は、ラインの始点にしたい端部を近くタップします。
- 杭打ちを開始するには、コントローラの杭打ちをタップするか、またはEnterを押します。