NTRIPサーバ設定

NTRIPサーバは、放送インターネットとサーバで、VRSネットワークなどのディファレンシャル補正ソース用に認証およびパスワード制御を管理し、選択したソースからの補正情報をリレーします。

NTRIPは、インターネットプロトコルを介するRTCMネットワーク移送の略語です。

インターネットデータリンク用にGNSSコンタクトを作成する際、NTRIP設定を構成します。測量を開始した時点で、NTRIPサーバへの接続が確立されます。さらに、「マウントポイント」と呼ばれるサーバから使用可能な補正情報ソースを示す表が表示されます。それらは単独局ソースかネットワークソース(例えばVRS)です。各マウントポイントにより供給される基準局データの種類は、ソース表に表示されます。使用可能なソースを並び替えるには、リストの上にある並び替えフィールドをタップし、距離形式、またはマウントポイントでの並び替えを選択します。表の行をタップすると、選択されたマウントポイントのより詳細な情報が表示されます。

選択したソースを使用するには、承諾をタップします。選択されたマウントポイントからの基準局データは、Trimble Accessを通って、GNSS受信機へ流れます。

あるマウントポイントに接続するのに認証が必要で、GNSS 補正ソースに対して設定されていなかった場合は、Trimble Accessソフトウェアがユーザ名とパスワードを入力する画面を表示します。

NTRIPプロトコルバージョン

Trimble Accessソフトウェアは、NTRIPサーバに接続の際、サーバがNTRIPバージョン2.0をサポートするかどうかチェックし、サポートする場合、バージョン2.0プロトコルを使用して通信を行います。サポートしない場合、Trimble AccessはNTRIPバージョン1.0プロトコルを使用して通信を行います。

ソフトウェアが常にNTRIPバージョン1.0を使用するように設定するには、GNSS 補正ソースに対してNTRIPを設定する際、NTRIP v1.0を使用するのチェックボックスを選択します。

NTRIP バージョン2は、元々の標準機能に改善箇所が含まれています。Trimble Accessは、NTRIPバージョン2の機能をサポートします:

NTRIP 2.0 特長 1.0 からの改善点

完全HTTP対応

プロキシサーバ問題に対処します。

「Host directive」を利用してバーチャル・ホストに対応します。

大量暗号化送信

データ処理の時間を削減します。

強化されたデータ確認。