GNSS eBubble傾きセンサ
このトピックは、慣性測定ユニット(IMU)や
GNSS eBubbleは、受信機内の加速度計を使用し、受信機の傾斜度を電子的に表示します。
GNSS eBubbleは、受信機内のIMUセンサとは独立して動作します。IMU チルト補正をサポートする受信機の場合、受信機がGNSS専用モードで動作している場合にのみ、GNSS eBubbleがソフトウェアに表示されます。
下記を使用の際、自動的にGNSS eBubbleが表示されます:
- TrimbleR10またはR12受信機、かつ測量スタイルでチルト機能が有効になっている。
- eBubble機能が測量スタイルで有効になっていて、かつ受信機がGNSS専用モードで動作している状態でIMUチルト補正をサポートするTrimble 受信機。
現在の測定方法に対し、GNSS eBubbleが非表示に設定されている場合、自動的には表示されません。GNSS eBubbleの表示・非表示を切り替えるには:
- 測定画面で、eBubbleソフトキーをタップします。
- または、電子気泡管の表示と非表示の切り替えは、どの画面からでもCtrl + Lを押します。
- 電子気泡管を画面上の新しい位置に動かすには、電子気泡管をタップ&ホールドし、t新しい位置へドラッグします。
eBubbleを使用し、ポイントを測定する際にポールが鉛直であり、静止し、安定しているか、または受信機が必要な傾きの許容範囲内にあることを確認します。例えば、
eBubble表示の円は、設定されたチルト許容範囲を示しています。傾きの許容範囲は、特定のアンテナの高さに対し、傾きによって表される地上の距離(傾き距離)として定義されます。
- 緑色の気泡は、受信機が傾きの許容範囲内にあり、およびポイントが測定可能であることを示します。
-
赤い気泡は、受信機が定義された傾きの許容範囲から外れていることを示します。設定されたチルト警告によっては、電子気泡管が赤になると、警告メッセージも表示される場合があります。GNSS eBubbleチルト警告を参照してください。
アンテナがチルト許容範囲を超えたときは、ポールの角度がチルト許容範囲内になるように調節します。
もしくは、チルト許容範囲を大きくします。
設定されたチルト許容範囲を超えた位置を保存するには、をタップします。警告レコードは、ポイントに関連付けられています。
測量スタイルで各ポイントタイプに対して傾きの許容範囲を設定するか、測定画面でオプションをタップします。GNSSポイントオプションを参照してください。
最善の結果を得るために、GNSS eBubbleを使用する際は以下を確認してください:
- 受信機LEDパネルに真っすぐ視線を向けること。これは、GNSS eBubbleは受信機のLEDパネルの位置に合わせてあるためです。
- GNSS eBubbleが正しくキャリブレートされていること。 GNSS eBubbleの表示に使用され、測定済みポイントとともに保存されるチルト情報の精度は、eBubbleのキャリブレーションに依存します。 正しくキャリブレートされていないGNSS eBubbleを使用すると、eBubbleを水平基準にして測定された座標の精度が低下します。
GNSS eBubbleの感度と応答性は、GNSS eBubbleオプション画面で設定可能です。下記の操作によりこの画面を表示させることができます:
- eBubbleウィンドウのをタップします。
- ステータスバーの受信機アイコンをタップアンドホールドして受信機設定画面を表示させてから、eBubbleをタップします。
- をタップし、機器/傾斜センサオプションを選択します。
複数の傾きセンサが接続されている場合、別のセンサに対してはGNSSソフトキーをeBubbleオプション画面からタップすることもできます。1つのセンサのeBubble設定を変更すると、接続された全てのチルトセンターのeBubble設定が変化します。
以下の設定を行うことができます:
オプション | 説明 |
---|---|
eBubble感度 |
気泡は、指定された感度角度に2 mm動きます。感度を低下させるには大きい角度を選んで下さい。 |
チルト許容範囲 |
受信機を傾けられる最大半径を定義し、それを許容範囲において考慮されるようにします。0.001 mから1.000 mの範囲内で定義します。 |
eBubble反応 |
動きに対するeBubbleの応答性を制御します。 |
チルト距離 |
表示されているチルト距離は、現在のアンテナの高さを使って計算されます。 |
eBubbleキャリブレーションステータス |
現在のキャリブレーションステータス。eBubbleを再キャリブレートするには、キャリブをタップします。 |
キャリブレーションの有効期限 |
現在のキャリブレーションの失効日。以降、eBubbleの再キャリブレーションが必要です。 |
キャリブレーションの有効期限 |
キャリブレーションから次のキャリブレーションまでの期間を表します。 この期間が終わりに近づくと、eBubbleを再度キャリブレートすることを促すメッセージが表示されます。 初期設定値から変更するには、ポップアップ表示される矢印をタップします。高度を編集するには矢印をタップします。 |