SX10を使用したスキャン

  1. をタップし、測定 / スキャンを選択します。
  2. スキャン名を入力します。
  3. 必要なスキャン密度を選択します。

    選択されたスキャン密度に対するポイント間隔を確認するには、距離フィールドにターゲットまでの距離を入力します。ポイント間隔フィールドに表示された値は、指定された距離でのポイント間隔を示しています。

    テレカメラのみが望遠鏡と同軸です。近距離でのフレーム設定の正確を期するには、機器からスキャン対象の物体までのおおよその距離を 距離フィールドに入力し、それからスキャンのフレームを定義します。正しい距離を入力すると、オーバービューまたは主要カメラと望遠鏡との間のオフセットに対する補正により正しい位置にスキャンフレームが描かれることになります。

  4. ビデオウィンドウ内で撮影する必要がある領域を選択し、フレーミング方法を選択し、フレームエリアを定義します。水平スキャンの範囲は全方位です。鉛直のスキャン範囲は148°(164 gon)までです。

    フレーミング法 フレーム領域を定義するには...
    長方形

    ビデオ画面上をタップして1つ目の角を定義し、さらにその対角線の反対側の角部をタップしてスキャン対象の長方形を定義します。

    補完フレーム をタップし、現在の定義されたフレームに対して水平補完を選択します。例えば、90度のフレームを定義する場合、補完フレームをタップし、270度のエリアを選択します。

    ポリゴン ビデオ画面上をタップしてポリゴンスキャンエリアの各頂点を定義します。
    水平バンド

    ビデオ画面をタップし、フル360度水平バンドの縦端を定義します。

    次のいずれかを実行します:
    • バンドの上限の定義を148度まで下げるときは、動画画面の90度VA(鉛直角)よりも上をタップします。
    • バンドの下限の定義を天頂まで上げるときは、動画画面の90度VA(鉛直角)よりも下をタップします。

    上側と下側の選択を切り替えるには、天頂または天底をタップします。

    動画画面を再度タップし、定義した水平バンドの上下縦端を制限します。

    フルドーム フレームの定義は必要ありません。フルドームは常に、横は全方向(360度)および縦は下148度(164 gon)までの範囲でスキャンを行います。

    スキャンフレームに情報が入っているときは、そのフレームは許容されていることを意味します。スキャンフレームが空のときは、閉合ラインが別のラインと交差していることを意味します。その場合、訂正するまで、スキャンを開始できません。

    フレームエリアを定義するときには、取消 をタップし、最後に作成したフレームポイントを削除するか、または領域のリセット をタップしてフレーミング領域を消去し、最初からやり直します。

    ソフトウェアは定義されたフレームエリアを使用して、スキャンの完了に必要なポイントの数予想時間を計算します。

    「完了するまでの時間」はあくまでも推定時間です。実際にかかる時間はスキャンする地表面や物体によって異なります。

  5. スキャンによってパノラマ画像をキャプチャするには、パノラマチェックボックスを選択し、パノラマ設定を指定します。

    ソフトウェアはスキャンの最中に、機器の傾きを自動的にチェックします。

  6. 傾きの許容範囲を変更するには、オプションをタップし、さらに傾き許容範囲フィールドに新しい値を入力します。

    コンペンセータが無効になっているときは、傾き許容範囲フィールドに入力された値は無視されます。

  7. 「開始」 をタップします。

    スキャンの進捗が表示されます。スキャンが完了すると、機器は元の位置に戻ります。

スキャンを途中で中止する場合は Escをタップし、さらにスキャンを保存するか削除するかを選びます。スキャンを手動で終了してもスキャンの記録と付随するRWCXファイルは書き込まれます。

同じ領域を繰り返しスキャンするには、同じジョブまたはリンクされたジョブ内の以前のスキャンを読み込むことで、スキャンをすばやく簡単に繰り返すことができます。SX10スキャンを繰り返すにはをご参照ください。