基準局インターネットデータリンクを設定するには

1. NTRIPを使用スイッチをはいに設定します。
2. Trimble AccessソフトウェアがNTRIPバージョン1.0を使用するように強制するには、NTRIP設定を行なう際に、NTRIP v1.0を使用するのチェックボックスを選択して下さい。

3. マウントポイント名入力を促されることなく測量開始の際にマウントポイントに接続するには、マウントポイント名を入力します。

   マウントポイント名が入力されていない場合、システムは測量開始時に入力するよう促します。この選択内容は、Trimble Data\System Filesフォルダ内のGNSSCorrectionSource.xmlファイルに保存されます。測量開始時点で、指定のマウントポイントにアクセスできないときは、利用可能なマウントポイントのリストが表示されます。

4. NTRIPサーバを使用するのにユーザ名とパスワードが必要な場合、NTRIPユーザ名およびNTRIPパスワードフィールドに詳細を入力します。

5. サーバのオペレータから入手したNTRIPサーバのIPアドレスおよびIPポートを入力します。

   GNSS インターネットソースがコントローラインターネットの場合、IPアドレスおよびIPポート値は、基準局測量を開始した際に、基準局受信機に接続されているコントローラに表示される基準局画面のこの基準局のIP設定フィールドに表示されます。

   Trimbleでは、基準局コントローラのIP アドレスが無効である場合には､インターネットに接続して基準局を開始する前に､装置のソフトリセットを実行することをお勧めします｡

6. Trimble Accessが接続しようとしているサーバが、トランスポート層セキュリティ（TLS）インターネットデータ暗号化を必要とする場合、TLS暗号化を使用するスイッチをはいに設定します。この設定では、TLSバージョン1.2以降がサポートされています。

7. 「保存」をタップします。

詳細については、NTRIPサーバ設定を参照してください。

1. NTRIPを使用スイッチをいいえに設定します。

2. サーバのオペレータから入手したサーバのIPアドレスおよびIPポートを入力します。

   GNSS インターネットソースがコントローラインターネットの場合、IPアドレスおよびIPポート値は、基準局測量を開始した際に、基準局受信機に接続されているコントローラに表示される基準局画面のこの基準局のIP設定フィールドに表示されます。

   Trimbleでは、基準局コントローラのIP アドレスが無効である場合には､インターネットに接続して基準局を開始する前に､装置のソフトリセットを実行することをお勧めします｡

   移動局を基準局に接続するには、パブリックＩＰアドレスを持つモバイルインターネット基準局を開始して下さい。

3. Trimble Accessが接続しようとしているサーバが、トランスポート層セキュリティ（TLS）インターネットデータ暗号化を必要とする場合、TLS暗号化を使用するスイッチをはいに設定します。この設定では、TLSバージョン1.2以降がサポートされています。

4. 「保存」をタップします。

2017年以降にリリースされたファームウェアを実行している内部モデムをが内蔵されているTrimble受信機は、受信機インターネット – モデム接続を使用することができます。

受信機インターネット - モデムをGNSS インターネットソースとして設定するには:

1. GNSS インターネットソースフィールドで、をタップしてGNSS インターネットソース画面を開き、受信機側インターネット - モデムという名前の接続を選択します。「承認」をタップします｡

   ほとんどの場合、 受信機のインターネット – モデムの接続設定を編集する必要はありません。

2. 受信機のSIMカードにPINが設定されている場合は、PIN をモデムPINフィールドに入力します。
3. 「保存」をタップします。

接続を試しても動作しない場合は、さらに設定が必要になることがあります:

1. GNSS インターネットソースフィールドでをタップして、GNSS インターネットソース画面を開きます。

2. 受信機インターネット – モデムという名前の接続を選択し、編集をタップします。

3. CIDフィールドには、使用するコンテキストIDが表示されます。通常、SIM カードにはコンテキストID（CID）が一つしかありません。受信機のSIM カードから定義されたコンテキストIDを取得するには、をタップしてモデムから読み込むを選択し、使用するCIDを選択します。

4. APNフィールドで、をタップしてインターネットサービスプロバイダのアクセスポイント名（APN）選択方法を選択します。これは受信機内のSIMカード供給元のサービスプロバイダです:

   • 受信機のSIMカードから直接APNプロファイルを使用する場合は、SIMの初期設定を選択します。

   • アクセスポイント名（APN）の選択を選択して、Trimble AccessのAPNウィザードから場所およびプロバイダとプランを選択します。「承認」をタップします｡

   • モデムから読み込むを選択してモデムに接続し、モデムからAPN 情報を読み込んで、Trimble Data\System Filesフォルダ内のGNSSCorrectionSource.xmlに保存します。保存された設定は、このGNSS 補正ソースを使用して接続する際に毎回使用されます。

     モデムから読み込むオプションは、受信機にファームウェアバージョン5.50以降がインストールされている場合にのみ使用できます。

5. セルラーユーザ名およびセルラーパスワードを入力します。初期設定では、これらのフィールドは両方ともゲストに設定されています。
6. 「承認」をタップします｡
7. GNSS インターネットソース画面で、承諾をタップします。
8. 「保存」をタップします。

携帯電話やMiFiデバイスなど、SIMカードが内蔵された外部デバイスを基準局に残すことが可能な場合は、外部デバイスへのWi-Fi接続を使用して受信機をインターネットに接続することができます。

受信機インターネット – Wi-FiをGNSS インターネットソースとして設定するには:

1. GNSS インターネットソースフィールドで、をタップしてGNSS インターネットソース画面を開き、受信機インターネット - Wi-Fiという名前の接続を選択します。「承認」をタップします｡

2. 受信機のWi-Fi接続設定を編集するには、編集をタップします。受信機のWi-Fi接続設定を編集できるようにするには、Trimble Accessソフトウェアを受信機に接続する必要があります。または、設定を今のところそのままにして、基準局測量の開始時に受信機に接続したときに編集することもできます。
3. 「保存」をタップします。

受信機のWi-Fi接続設定を設定するには:

1. 外部電話またはMiFiデバイスの電源が入っていることを確認します。

2. 選択された測量スタイルでGNSS インターネットソースフィールドが受信機インターネット – Wi-Fiに設定されている場合、Trimble Accessが受信機に接続すると受信機Wi-Fi設定画面が表示されます。

   クライアントモードで受信機を再起動する必要があるとソフトウェアが警告した場合は、同意するをタップします。受信機が再起動したら、Trimble Accessは自動的に受信機に再接続し、受信機のWi-Fi設定画面を表示します。

3. クライアントタブを選択します。

4. 有効チェックボックスが選択されていることを確認します。

5. Wi-Fiネットワークを追加するには、スキャンをタップします。使用可能なネットワークのリストから、追加するネットワークをタップします。

   ソフトウェアは 受信機のWi-Fi設定 画面に戻り、選択したネットワークを表に表示します。

6. 変更を加え、承認をタップします。

7. 「承認」をタップします｡

8. リストの最初のネットワークを使用することを確認するには、受信機のWi-Fi設定画面でEnterをタップします。

   Trimble Accessは基準局測量の開始を続行します。

パソコンなどのインターネットに接続する外部デバイスで恒久的な基準局を設定する場合は、イーサネットケーブルを使用して受信機を外部デバイスに接続することができます。

受信機インターネット – ケーブルをGNSS インターネットソースとして設定するには:

1. GNSS インターネットソースフィールドで、をタップしてGNSS インターネットソース画面を開き、受信機インターネット - ケーブルという名前の接続を選択します。「承認」をタップします｡

2. 「保存」をタップします。

コントローラー接続を使用する場合、Bluetoothまたはシリアルケーブルを使ってコントローラを受信機に接続できます。

1. GNSS インターネットソースフィールドで、次の操作を行います:

   1. をタップしてGNSS インターネットソース画面を開き、コントローラーという名前の接続を選択します。

   2. コントローラー接続を未設定の場合は、GNSS インターネットソース画面で設定をタップし、オペレーティングシステム接続の設定画面を開き、接続を設定します。

   3. GNSS インターネットソース画面で、承諾をタップします。

2. 「保存」をタップします。

旧式の受信機や、Bluetooth DUNサービスをサポートする携帯電話など、他のデバイスをお持ちの場合は、そのデバイスを介してコントローラをインターネットに接続できます。個別のスマートフォンを使用し、コントローラをインターネットに接続することもできます。

下記を使用してコントローラをインターネットに接続するには:

• 別のスマートフォン - スマートフォンに接続し、GNSS インターネットソース画面でコントローラインターネットを選択します。詳しくは、別のスマートフォンを使用したインターネット設定を参照してください。

• 旧式の受信機または携帯電話の場合は、GNSS インターネットソース画面で追加をタップします。詳しくは、別のデバイスを使用したインターネット接続を参照してください。