磁力計のキャリブレーション
Trimbleでは、下記の場合にR10またはR12受信機内の磁力計をキャリブレートすることをお勧めします:
- バッテリを交換する際。
- ポールを落下させるなど、GNSS受信機が極端に酷使された際。
- GNSS eBubbleのキャリブレーションが行われた時と、受信機内部の温度の差が30度を超えた際。そのような高温によりGNSS eBubbleのキャリブレーションが無効になり、その結果、磁力計の位置合わせも無効になります。
磁力計の性能は、近くの金属製の物体(車や重機など)や、磁場を発生する物体(高圧架空電力線や地中電力線)によって影響されます。磁力計をキャリブレートする際は、かならず磁場障害の発生源から離れたところで行って下さい。一般的には屋外で行います。(磁場障害発生源の近くでキャリブレートしても、こうした物体による干渉は 解消されません。)
磁力計のキャリブレーション
キャリブレーションルーチンは、開始したら必ず完了させてください。キャリブレーション中に別の画面に移動する必要はありませんが、別の画面に移動したい場合は、Trimbleでは最初にキャリブレーションプロセスを完了するか、キャンセルをタップしてキャリブレーションをキャンセルすることをお勧めします。
- をタップし、機器/傾斜センサオプションを選択します。
- キャリブソフトキーをタップし、センサのキャリブレーション画面を開きます。
- センサキャリブレーション画面内で、磁力計キャリブレーションステータスの横にあるキャリブレートをタップします。
- 受信機をポールから取り外します。
- 「開始」 をタップします。 受信機を画面に表示される通り、12通り以上の方向に回転させます。キャリブレーションが完了するまで行ないます。
- 「承認」をタップします。
- 受信機をポールに再び取り付けます。GNSS eBubbleを使用してポールが可能な限り鉛直になっていることを確認します。
- 磁力計線形ステータスの近くのキャリブレートをタップします。
- 「開始」 をタップします。受信機をゆっくり一定の速度で鉛直軸を中心に回転させます。キャリブレーションが完了するまで行います。
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「承認」をタップします。
キャリブレーションの詳細はジョブに保存されます。確認するには、をタップし、ジョブデータ/ジョブのレビューを選択します