GNSS eBubbleキャリブレーション

このトピックは、慣性測定ユニット(IMU)や磁力計のチルトセンサなどを含む、センサが内蔵されているTrimble受信機に適用されます。

GNSS eBubbleは、受信機内の加速度計を使用し、受信機の傾斜度を電子的に表示します。

GNSS eBubbleは、受信機内のIMUセンサとは独立して動作します。IMU チルト補正をサポートする受信機の場合、受信機がGNSS専用モードで動作している場合にのみ、GNSS eBubbleがソフトウェアに表示されます。

GNSS eBubbleのキャリブレーションでは、受信機内の加速度計が、傾きの測定に使用される物理的なセンサに合わせて調節されます。

  • IMUの傾き補正をサポートする受信機に接続しているときは、下記のいずれかの方法でGNSS eBubbleをキャリブレートすることができます:
    • キャリブレーションの基準として使える適切にキャリブレーションされた物理的な気泡水準器がある場合、かつポールが真っすぐで最適な設置条件が整っていることが分かっているときは、気泡管にキャリブレートするを選択します。
    • キャリブレーションの基準として使える適切にキャリブレーションされた物理的な気泡水準器がない場合、かつ使用中のポールの条件があまり良好でないときは(ポールが真っすぐでない、ポール先端がずれているなど)、IMUにキャリブレートを選択します。Trimbleでは、ポールを設置する際、ポールのバイアス調整が必要な場合は、IMUにキャリブレートオプションを使用することをお勧めします。新しいポールバイアス調整を適用した直後に、IMU eBubbleキャリブレーションを実行します。
  • IMUチルト補正をサポートしていない受信機に接続されている場合、選択可能なGNSS eBubbleキャリブレーションオプションは、気泡管にキャリブレートのみとなります。