RTCM座標系メッセージの送信
ネットワークRTKプロバイダは、座標システム定義パラメータを含むRTCM座標系メッセージを送信するためのVRSネットワークを設定することができます。放送フォーマットが、測量スタイルの移動局オプションでRTCM RTKに設定されていると、RTCMメッセージの送信はVRSネットワークにより送信されます。Trimble Accessはこれを使用し、ジョブの測地系と楕円体を提供します。座標系を参照してください。
Trimble Accessは、以下のようにRTCM変換パラメータのサブセットに対応しています:
メッセージ | 内容 | 対応 |
---|---|---|
1021 |
ヘルマート/要約Molodenski (コントロール) |
はい |
1022 |
Molodenski‑Badekas変換(コントロール) |
はい |
1023 |
楕円体測地系シフトグリッド残差 |
はい |
1024 |
平面グリッド残差 |
いいえ |
1025 |
投影 |
いいえ |
1026 |
ランベルト等角円錐投影法 |
いいえ |
1027 |
オベリークメルカトル投影図法 |
いいえ |
1028 |
ローカル変換 |
いいえ |
RTCM送信メッセージには1021または1022コントロールメッセージが含まれていなければなりません。 これにより、他のメッセージが表示されるかが決定されます。 その他全てのメッセージはオプションとなります。
測地系シフトグリッド値は、作業中の面を囲むグリッドへ一定時間間隔で送信されます。送信されるグリッドのサイズは、ソースグリッドデータの密度によります。座標システム変換を実行するために、Trimble Accessによって作成されたグリッドファイルには、変換されるポイントの場所を含むシフトグリッドが含まれていなければなりません。.新しいロケーションへ移動する際、新規作成された測地系グリッド値セットは送信されます。VRSネットワークサーバから適切な値を受信するまでにわずかに遅延することがあります。
送信変換メッセージは、送信パラメータに使う特有の識別子が含まれています。もし送信パラメータが変更されると、識別子も変更され、Trimble Accessは、新しい測地系グリッドシフト値を保存するために新しいグリッドファイルを作成します。RTCM 変換の送信が変更された場合、RTCM は次の警告メッセージを表示し、続行するよう求めます。選択によって以下の通りにします:
- 「はい」システムはグリッドファイルを新規作成します。または、新しい送信変換に一致する他のグリッドファイルある場合はそれを使用します。グリッドファイルを変更すると、新しいグリッドファイルは、古いファイルと同じ範囲をカバーしていないことがあるため、Trimble Accessはグリッドファイルに「穴」ができた場合、ポイントを変換できないことがあります。
- 「いいえ」測量を続けることはできません。新規ジョブを作成して再度測量を始めてください。前に使用したジョブのデータにアクセスしたい場合は、そのジョブをリンクさせてください。
測地系RTCM送信の使用を定義したジョブを異なるコントローラへコピーする場合、適切なグリッドファイルをコピーし、ソフトウェアが他のコントローラ上でグリッド座標を変換できるようにするとよいでしょう。
RTCM送信データのあるジョブがDCファイルとしてエクスポートされた場合、GNSS観測は、グリッド位置として出力されます。