スキャンポイントと点群
Trimble Accessで作成した3Dスキャンは、そのジョブと関連付けられている別のスキャンファイルに保存されます。スキャンファイル形式は、スキャン実行時に使用されている機器によって異なります。
- Trimble SX10スキャニングトータルステーションを使用して作成されたスキャン点群は、適切な<プロジェクト>\<ジョブ名> Files\SdeDatabase.rwiに.rwcxファイルとして保存されます。
- Trimble VISIONテクノロジを搭載したTrimble VXシリーズやSシリーズ機器を使用して作成されたスキャンポイントは、.tsfファイルとして適切な <project>\<ジョブ名> Filesフォルダに保存されます。
Trimble Access は、Android端末上で実行されている場合、SX10スキャンデータ(.rcwxファイル)には対応していません。
マップに表示するスキャンポイントや点群を選択するには、マップツールバーでをタップし、スキャンを選択します。スキャンをタップして選択します。複数のスキャンファイルを選択することができます。
スキャンの選択画面には、現在のジョブに含まれるすべてのスキャンファイルがリスト表示されます。これには、Trimble SX10スキャニングトータルステーションからのスキャン点群(.rwcxファイル)や、 Trimble VISIONテクノロジ搭載のTrimble VXシリーズまたはSシリーズ機器を使用して作成された.tsfスキャンファイルも含まれます。
接続された機器がTrimble SX10スキャニングトータルステーションの場合、設定 / ポイントクラウドオプションで色モードにスキャン色が選択されているときは、各スキャンの隣の色は、ポイントクラウドに使用されている色を示しています。
マップやビデオ画面に表示される点群の表示方法を変更するには、マップ上やビデオツールバーでをタップし、設定を選択します。点群グループボックスのフィールドの入力内容により、例えばポイントのサイズ、点群のカラーモードといった表示オプションが設定されます。点群のカラーモードは、最も関心があるスキャンポイントの高さやポイント反射照度といった特徴を分かりやすく表示することができます。マップ表示オプションまたは動画オプションを参照してください。
マップから、スキャンポイントを選択し、杭打ちや面の作成、土量計算といった他のソフトウェア機能の中で使用することができます。
一度に最高で20までの点群を杭打ち・確認できます。点群からポイントを選択するのに、ドラッグして選択する方法は杭打ちや確認には使用できません。この方法では20を超えるポイントが選択されてしまうためです。杭打ちや確認をする点群ポイントを選択するには、マップで個々にポイントをタップして選択します。
Trimble SX10スキャニングトータルステーションを使用して測定されたスキャンポイントが座標計算でこのジョブで使用されると、例えば、ジョブ内でスキャンポイントと同じ位置にポイントが作成されます。
全ポイントを.tsfスキャンファイルで選択するには、マップ内をタップアンドホールドし、選択をタップします。リスト内のスキャン(複数可)をタップして選択します。「選択」ソフトキーを使用して選択されたスキャンファイルのリストを編集します。すべてのスキャンファイルの選択を解除するには「リセット」を使用します。ポイントがすでに選択されていたら、現在の選択に追加チェックボックスを選択すると、現在の選択にポイントを追加します。現在の選択を上書きする場合にはこのチェックボックスはクリアにします。
3Dスキャンを実行する方法は、SX10を使用したスキャン および VXまたはSシリーズ機器を使用したスキャンをご参照ください。