基準局測量を開始するには

Trimble内蔵GNSS受信機を基準局として使用するときに、測量機器の設定と接続を行うには:

  1. 基準局で機器をセットアップして接続します。GNSS基準局受信機のセットアップを参照してください。

  2. コントローラ上で、Trimble Accessを開始します。Trimble Accessソフトウェアが自動的に受信機に接続されないときは、自動接続設定を参照してください。
  3. SP60受信機にAndroidを実行しているコントロ-ラを接続する場合、Trimble AccessでGNSS受信機への自動接続機能をオフにし、起動する際、ソフトウェアを受信機に接続する前に衛星を捕捉するまで待ってください。SP60の準備が整う前に、コントローラからSP60受信機を接続しようとすると、受信機へのBluetoothペアリングが解除されることがあります。

  4. をタップし、測定を選択し、さらにリストから必要な測量スタイルを選択します。
  5. 測量メニューから、「基準局受信機スタート」を選択します。
    • コントローラがデータロギング中の受信機に接続されている場合には、データロギングは停止します。
    • 基準測定にインターネット接続が必要で、まだ接続されていない場合、この時点で接続が確立されます。
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      • 使用している無線機がリストにない場合には、カスタム無線機を使用できます。
      • 測量を開始する時、Trimble Accessソフトウェアは、接続された受信機と更新するのに、可能な限り高い通信速度を自動的に使用します。

    「基準局受信機スタート」スクリーンが表示されます。

  6. 基準局の設定を構成します。

    1. ポイント名フィールドに、固定局名を入力し、 固定局座標も入力します

      観測クラス」フィールドは、基準局ポイントの観測クラスを示します。詳細については、ポイントの保存を参照してください。

      下記を使用してリアルタイム測量を実行する場合:

      • RTCM補正――かつ8文字以上の基準局ポイント名を使用する場合には、その名前は放送時に8文字に短縮されます。
      • RTCM 3.0補正――RTCM0000 ~ RTCM4095 範囲内(RTCM は大文字)の基準ポイントを使用する必要があります。
    2. コード」フィールド(任意)と「アンテナ高」フィールドに値を入力します。

    3. ここまで測定」フィールドを適切に設定します。

    4. 「ステーションインデックス」フィールドで、値を入力します。

      この値は、補正メッセージ内で放送され、範囲0-31内でなければなりません。

      「スキャン」をタップすると、使用中の周波数で作業している他の基準局のリストが表示されます。リストは、その他の基準局のステーションインデックス番号とその信頼度を示します。表示されたのとは異なるステーションインデックス番号を選びます。

    5. 使用している受信機が送信遅延をサポートする場合、「送信遅延」フィールドが現れます。使用したい基準局の数に従って値を入力します。 下の表を参照してください。送信遅延についての詳しい情報は、 単一の無線周波数で複数の基準局を操作を参照してください。

  7. 「開始」 をタップします。

    基準局受信機はデータを記録し始め、測量スタイルで選択されたフォーマットで補正を送信を開始します。

    リアルタイム測量を実行中の場合、基準局が開始したことを示すメッセージが表示されます。

    リアルタイム測量では、機器を離れる前に無線機が稼動していることをチェックします。データライトが点滅しているはずです。

    コントローラでデータをロギングしていて、リモート・サーバーへ補正をアップロードしている場合には、「基準局」スクリーンが現れます。それは、測量中のポイントと、データロギングが開始してから経過した時間を示します。コントローラを基準局受信機に接続したままにして、別のコントローラを使用して移動局を設定します。

    基準局がインターネット・サーバーとして起動している場合、「基準局」画面が表示され、受信機に指定されたIPアドレスと、現在基準局に接続されている移動局の数が表示されます。

    基準局受信機とコントローラの接続を切断します。それでも、受信機の電源を 切らないで ください。ここで移動局受信機を設定できます。