2023.10

Trimble Accessソフトウェアのバージョン2023.10は、2023年10月から利用可能です。

これらリリースノートでは、Trimble® Access™ソフトウェアの本リリースでの新しい機能や変更について説明します。または、これらのリリースノートをPDFファイルとしてダウンロードすることもできます

主な機能:

接続されたクラウドワークフローのためのツール

更新されたプロジェクトファイルを自動的にダウンロードする

クラウドプロジェクトで作業している際に、Trimble Accessは、Trimble Connectから設計ファイルの更新を自動的に受信できるようになりました。これにより、常に最新バージョンのプロジェクトファイルで作業できるため、手動でファイルを転送する必要がなくなり、古い情報に基づいて意思決定を行うリスクが軽減されます。

同期スケジューラ画面で、ファイルのダウンロード設定グループの更新されたファイルの自動ダウンロードスイッチを有効にすることで、更新されたファイルがあるときにTrimble Accessで自動的に通知を表示します。

詳しくは、Trimble Accessヘルプ同期スケジューラを使用した自動的なデータの同期のトピックを参照してください。

ジオイド、測地系グリッド、またはシフトグリッドファイルを自動的にダウンロードする

ジオイドモデルまたは測地系グリッドファイルを使用するジョブを作成または開くとき、コントローラがインターネットに接続されている場合、Trimble Accessは選択した座標系に必要なジオイド、測地系グリッド、またはシフトグリッドファイルを自動的にダウンロードできるようになりました。この機能により、測量データが正確で最新の基準に対応しているものになります。また、時間を短縮し、潜在的なエラーも減らすことができます。

既定の選択とは異なるジオイドモデルと測地系グリッドまたはシフトグリッドを使用する場合、またはコントローラがインターネットに接続されていない場合は、ジョブを作成する前に、必要なファイルをコントローラにコピーしておく必要があります。

詳しくは、Trimble Accessヘルプ座標系のトピックを参照してください。

サイズの大きいデータセットで作業を行うためのマップツール

オーガナイザグループを使用したBIMモデル内のアイテムの選択

Trimble Access2023.10では、BIMツールバーに新しいオーガナイザツールが追加され、Trimble Connectでプロジェクトにセットアップされているものと同じオーガナイザグループを使用して、マップ内の項目の表示を管理することができます。

Trimble Connectオーガナイザを使用すると、一つまたは複数のBIM モデルの項目を、プロジェクトフェーズ、オブジェクトタイプ、位置(床やセクション)などによってグループに整理できます。Trimble Connectオーガナイザで作成され、手動グループとして保存されたオーガナイザグループは、クラウドからダウンロードされたBIMモデル用のTrimble Accessで利用可能です。ルールベースのオーガナイザグループは、Trimble Accessではサポートされていません。

同じグループで複数のサブグループを選択すると一つの組み合わせが選択され、選択したサブグループのいずれかに含まれる項目がマップ内で選択されます。いくつかのグループから複数のグループまたはサブグループを選択すると、交点が選択され、選択したすべてのグループまたはサブグループに含まれる項目のみがマップで選択されます。

詳しくは、Trimble AccessヘルプBIMモデル内の一部項目のみを表示するのトピックを参照してください。

サイズの大きいデータセットを表示するための制限ボックスを改善

制限ボックスが改善され、マップの一部を除外して、関心のあるエリアをより明確に表示しやすくなりました:

  • 現在のジョブで制限ボックスを初めて使用すると、制限ボックスの範囲が、ジョブの範囲に合わせられるのではなく、マップの現在のズーム範囲と回転に合わせられるようになりました。

  • 制限ボックスの回転が簡単になりました。表示を任意のズーム縮尺と方向に回転させ、制限リセットボタンをタップして制限ボックスを回転させます。この操作により、制限ボックスの面がマップデータに合わせられ、制限ボックスが現在の表示に再調整されます。これまでは、制限ボックスの方向は、マップ設定または測量計算設定画面で参照方位角値を入力することでしか変更できませんでした。

  • スライダを使用して制限ボックスのサイズを変更するときに、変更されている面がマップに表示されるようになりました。

  • Androidを実行しているTrimbleコントローラでTrimble Accessを使用する際に、制限ボックスを使用できるようになりました。これまでは、制限ボックスは、Windowsを実行しているTrimbleコントローラでTrimble Accessを使用する場合にのみ使用することができました。

制限ボックスは、BIMモデルまたはポイントクラウドを表示する際に特に便利です。モデルまたはポイントクラウドの外側の部分を除外して、内側を表示できるようにします。

詳しくは、Trimble Accessヘルプ制限ボックスのトピックを参照してください。

GNSS RTKインターネット測量用IBSS

Trimble Accessは、インターネット基準局サービス(IBSS)をサポートし、基準局から移動局受信機にインターネット経由でRTK補正をストリーミングする簡単で効率的な方法を提供します。IBSSを使用すると、GNSS受信機を基準局として設定し、同一Trimble ConnectプロジェクトでやはりIBSSを使用している任意の移動局に、RTK補正を自動的にストリーミングすることができます。

IBSSの使用時は、補正サーバを設定する必要はありません。ベースデータリンクとしてIBSSを選択するだけで、準備完了です。必要な数の移動局受信機で、同一Trimble Connectプロジェクト内でIBSSにより提供されるRTK補正を使用できるため、状況に応じて柔軟かつスケーラブルに展開することが可能です。

詳しくは、Trimble Accessヘルプインターネット基準局サービス(IBSS)のトピックを参照してください。

その他の新機能と機能強化

マップの改善

  • BIMツールバー: 有効にすると、一つ以上のBIMモデルのレイヤーがレイヤーマネージャを使用してマップ内で選択可能に設定されている場合、BIMツールバーが自動的にマップに表示されるようになりました。

  • 予め定義された表示: マップツールバーの予め定義された表示ボタンを改善し、平面図に簡単に戻ることができるようになりました。

    • をタップすると、マップの平面(2D)図が表示されます。

    • を長押ししてまたはIsoのいずれかを選択し、あらかじめ定義されたマップの3次元表示を選択します。

  • 旋回モード: 旋回をタップすると、マップ内の各項目をタップして選択することができるように、旋回モードの動作を変更しました。3D 軸を中心にマップを旋回させるには、マップ内をタップしてドラッグします。

  • 自動パンの改善: 測量計算機能またはレビューを開いたときに、選択されたエンティティ(黄色で強調表示)が完全に画面外にある場合、マップは自動パンおよびズームして、選択されたエンティティを表示します。ただし、選択されたエンティティの一部が画面上にある場合、マップは自動パンしません。

パフォーマンスの改善

  • 多数のジョブまたは設計ファイルを含むクラウドプロジェクトを表示する際のソフトウェアのパフォーマンス速度を大幅に改善しました。約1000のジョブがあるプロジェクトの読み込み時間は、最大で10倍速くなりました。

  • ウェブマップサービス(WMS)に接続している時の、ソフトウェアのパフォーマンス速度を大幅に改善しました。読み込み時間は最大で10倍速になりました。

  • LandXMLファイルを読み込む際のソフトウェアのパフォーマンス速度を改善しました。読み込み時間は最大で3倍速になりました。

  • DXF、12da、LandXML、シェープファイル、WFSウェブマップなど、マップ内のポリラインとポリゴンを含むマップファイルを操作する際のマップのパフォーマンスを改善しました。

  • ソフトウェアを終了する際、Trimble Accessがより速くシャットダウンするようになりました。

ウェブマップの機能強化(WMS、WMTS、WFS)

Trimble Accessバージョン2023.10では、ウェブマップタイルサービス(WMTS)に対応しています。ウェブマップタイルサービス(WMTS)のウェブマップの追加は、ウェブマップサービス(WMS)への追加と同様です。WMSは一つの画像を送信しますが、WMTSは複数のタイル化された画像を送信するため、通常は高速で送信されます。Trimble Accessマップ内のWMTSからのマップデータは、オフラインで作業している場合、最大7日間使用できますが、コントローラがインターネットに接続されていたときと同じデータにのみズームまたはパンできます。

Trimble Accessバージョン2023.10には、ウェブマップ(WMS、WMTS、およびWFS)に関する次の拡張機能が含まれています:

  • WMS/WFSソフトキー画面とウェブマップサービス画面の名前がウェブマップに変更され、サポートされているサービスタイプ(WMTS含む)がより適切に反映されるようになりました。

  • サインイン方法フィールドとサインインオプションがURLフィールドの真下に表示されるようになったため、サインイン認証情報を入力し、テストソフトキーをタップして有効なサインイントークンの受信を確認することができるようになりました。ソフトウェアは、ウェブマップ画面を終了する際に、サーバ接続を自動的にテストしなくなりました。

  • WMS定義の保存に使用されるファイル形式が、Trimble Accessバージョン2023.10で変更されました。既存のWMSの設定を変更する前に、ソフトウェアの自動ファイルアップグレードプロセスが完了していることを確認する必要があります。

    自動アップグレードプロセスを開始するには、コントローラがインターネットに接続されていることを確認してから、ウェブマップ画面を開きます。ソフトウェアは、既存の各.wmsファイルを新しい.wmsファイル形式に変換します。進捗状況バーに、各ファイル変換の進捗状況が表示されます。

    何らかの理由でソフトウェアがファイル変換プロセスを完了できない場合(たとえば、WMSサーバーに接続できない場合)、Trimble Accessにエラーメッセージが表示されます。次回ウェブマップ画面を開くと、変換されていないWMS ファイルの変換が自動的に再試行されます。

    このプロセス中に特定のWMSがエラーを報告し続ける場合は、ウェブマップ画面からWMSを削除し、後でWMSサーバが正常に動作しているときに再作成する必要があることがあります。

    詳細については、Trimble Accessヘルプウェブマップのトピックを参照してください。

お気に入りと機能の強化

お気に入り機能を使用すると、ソフトウェア画面、マップ制御へのショートカットを作成したり、機器や受信機機能を有効/無効にしたりすることができます。Trimble Access 2023.10では、お気に入りと機能に次の機能強化が図られました:

  • ファンクションキーを設定して、マップの選択を制御します(選択をクリアすべて選択選択を反転)。

  • ファンクションキーを設定して、マップツールバーの表示を制御します(制限ボックスを切替えるBIM ツールバーを切替えるCAD ツールバーを切替えるツールバーにスナップを切替える)。

  • ファンクションキーを設定して、後視の確認またはターゲットの変更画面を開きます。

  • ファンクションキーを設定して、機器のWi-FiまたはWi-Fi HaLowを有効/無効にします(Wi-Fi/HaLowの切り替え)。

詳しくは、Trimble Accessヘルプお気に入り画面と機能のトピックを参照してください。

新しい杭打ちデルタ

Trimble Accessバージョン2023.10では、次の新しい杭打ちデルタが追加されました:

  • 設計勾配

    線形からの法面の杭打ち方法では、設計勾配デルタには、現在位置の真下にある法面の勾配が表示されます。

  • 面勾配

    面勾配デルタは、主にDTMで線形を杭打ちする場合に役立ちます。面勾配デルタには、線形に対して直角で、かつ現在位置の真下にある面の勾配が表示されます。

IFCファイル内のポイント

Trimble QuadriまたはTrimble Novapointソフトウェアで作成されたポイントを含むIFCファイルが、Trimble AccessでIFCポイントとして表示されるようになりました。

更新されたポリライン

データベースポイントから作成されたポリラインは、それらのポイントが移動した場合(たとえば、基になるポイントの座標がポイントマネージャで編集された場合)に、基になるポイントと共に移動するようになりました。

Trimble Accessファイルブラウザ

ファイルやフォルダを選択するソフトウェア機能を実行する際に、レイヤマネージャからのファイルへのリンク、フ特徴ライブラリファイルの選択、ジョブのエクスポート先フォルダの選択のいずれにおいても、同じTrimble Accessファイルブラウザが表示されるようになりました。

Trimble Accessファイルブラウザを使用すると、ファイルまたはフォルダをコントローラに直接保存するか、挿入されたUSB ドライブまたはSD メモリカードに保存するかを選択することができます。お気に入りのフォルダへのショートカットを固定することで、素早く選択することができます。

詳しくは、Trimble Accessヘルプファイルやフォルダの選択のトピックを参照してください。

MicroSDカードがAndroidでサポートされるようになりました

Androidを実行しているコントローラでTrimble Accessを使用するときに、コントローラ上の保存先としてSDカードがサポートされるようになりました。また、AndroidでのUSB ドライブの処理も改善しました。

GNSS RTKインターネットデータリンクのセットアップを簡素化

インターネット経由でRTK測量のGNSS補正を取得するための、インターネットデータリンクを設定する際のソフトウェアプロンプトを改善および簡素化しました。以前は、GNSS コンタクトを作成し、ネットワーク接続を設定する必要がありました。今後は、以下を選択および設定するように求められます:

  • GNSS 補正ソースTrimble AccessソフトウェアがRTKデータを取得する際の取得元となる場所

  • GNSS インターネットソース — GNSS 移動局またはGNSS 基準局がインターネットに接続してRTKデータを取得または送信する方法

この変更の結果、GNSScontacts.xmlファイルは使用されなくなりました。代わりに、RTKインターネットデータリンクに関する情報は、GNSSCorrectionSource.xmlファイルとTrimble Data\System Filesフォルダに保存されているGNSSInternetSource.xmlファイルに含まれています。

Trimble Accessバージョン2023.10にアップグレードした後、次回GNSScontacts.xmlファイルが使用されるとき(たとえば、GNSS RTK測量を開始するとき、またはRTK測量スタイルを編集するとき):

  • コントローラのシステムファイルフォルダ内にGNSScontacts.xmlファイルが保存されていて、GNSSCorrectionSource.xmlおよびGNSSInternetSource.xmlファイルがまだ存在しない場合、ソフトウェアのアップグレードプロセスが自動的にGNSScontacts.xmlファイルの内容を処理し、GNSSCorrectionSource.xmlおよびGNSSInternetSource.xmlファイルを作成します。

  • 以前構成したRTKインターネットデータリンクは、自動的に新しいGNSSCorrectionSource.xmlおよびGNSSInternetSource.xmlファイルで自動的に使用できる状態になります。

  • RTKインターネットデータリンクが新しいXMLファイルで機能していることを確認したら、Trimble Data\System FilesフォルダからGNSScontacts.xmlファイルを削除することができます。

詳しくは、Trimble AccessヘルプRTKインターネットデータリンクのトピックを参照してください。

ダイヤルインデータリンクはサポート対象外になりました

Trimble Accessバージョン2023.10では、GNSS RTK測量のダイヤルインデータリンクがサポート対象外となりました。ダイヤルインデータリンクでは、基準局受信機にある携帯電話やモデムにダイヤルすることでRTK補正を受信することができましたが、この方法は無線データリンクやインターネットデータリンクの普及とともに、使われなくなりました。

Windows上のBluetoothでNMEA メッセージを出力する

コントローラがWindowsを実行していて、受信機がBluetoothをサポートしている場合、Trimble Accessで、Bluetooth経由でGNSS受信機に接続されている追加のデバイスにNMEAメッセージを送信するように設定できるようになりました。NMEA‑0183メッセージは、地中レーダーやソナーシステムなどの追加機器に使用されます。

測量スタイルでNMEA出力設定を構成します。受信機ポートフィールドでBluetoothを選択すると、Trimble Accessソフトウェアは、GNSS受信機のBluetoothポート1を使用して追加デバイスが接続されるものとみなします。(Windowsでは、ソフトウェアは常にBluetoothポート2を使用して受信機に接続し通信を行います。)

ADL Vantage無線のよりシンプルな測量スタイル構成

ADL Vantage、ADL Vantage Pro、またはADL Vantage 35無線に接続するように測量スタイルデータリンクを構成するときに、無線フィールドでADL Vantageを選択して、無線の正しい初期設定を測量スタイルに入力できるようになりました。以前は、すべてのADL Vantage無線への接続は、カスタムを選択してから初期設定を変更する必要がありました。

機器ジョイスティック

Trimble S SeriesトータルステーションまたはSpectra Geospatial FOCUS 50トータルステーションを操作する際のジョイスティックのスピード設定の動作を改善し、スピード設定が内側の矢印にも適用され、より正確な制御が行えるようになりました。

絶対標定マップ測量計算機能用ワールドファイル

絶対標定マップ測量計算調整機能を使用してマップファイル内の位置をジョブ内のポイントと合わせると、作成されたワールドファイルの名前はマップファイルと同じになり、ファイルタイプ拡張子に「w」が付加されます(例: filename.ifcwやfilename.dxfw)。以前は、ソフトウェアは常に.wldファイルを作成していました。

Trimble Accessの旧バージョンで.wldファイルを作成した場合でも、Trimble Accessバージョン2023.10で使用することができます。

座標系機能強化

  • 地上縮尺係数: 地上縮尺係数が座標系の一部として適用される場合に、ジョブプロパティ画面の座標系ボタンで、(地上)が座標系名の後に表示されるようになりました。

  • グリッド座標方向と南方位角: 測量計算設定画面で、選択された座標系の次の設定が自動的に選択されるようになりました:

    • グリッド座標方向

    • 南方位角

座標系データベース更新

Trimble Accessと共にインストールされるTrimble座標系データベースには、次の拡張機能が含まれています:

  • フィンランドの代替ゾーンとEPSGエイリアスを追加しました。

  • 南アフリカの時間依存変換を追加しました。

  • ニュージーランドのNZGD2000投影座標系のEPSGコードを追加しました。

  • オハイオ州のLDPゾーンを追加しました。

  • トロント市のNAD27座標系とゾーンを追加しました。

  • リヨン-トリノ鉄道プロジェクトの座標系とゾーンを追加しました。

ハードウェアのサポート

Trimble R580 GNSS受信機

Trimble Accessバージョン2023.10は、新型Trimble R580 GNSS受信機をサポートします。

R580はWi-Fiと内蔵Bluetoothモジュールを搭載し、柔軟な接続オプションを提供します。また、Trimble ProPoint®技術により、全GNSS 衛星群をサポート。樹冠の下のような困難な環境において比類なき性能を発揮します。

TSC5コントローラ上での機器へのUSBケーブル接続

TSC5コントローラでTrimble Accessを実行している時、USBケーブルを使用して、Trimble SX12スキャニングトータルステーションを含む任意のTrimble光学測量機に接続することができるようになりました。

Android 13 & connections to SX12

Android 13 will be available to Trimble TSC5 controllers in late 2023. To use an SX12 scanning total station with a TSC5 running Android 13, the controller must be running Trimble Access version 2023.10.

ヘルプポータルの機能強化

Trimble Accessヘルプポータルからファイルをダウンロードする

Trimble Accessヘルプポータルにダウンロード領域が追加され、Trimble Accessソフトウェアで使用できるテンプレートファイルやソフトウェアユーティリティに簡単にアクセスできるようになりました。

ダウンロードページから、サンプルデータセット、プレゼンテーションや動画を含む最近のリリースの資料セット一式、およびサポート公示をダウンロードすることもできます。

ダウンロードページを表示するには、下記のリンクをクリックするか、Trimble Accessヘルプポータルの最上位メニューのダウンロードをクリックしてください。

解決された問題

  • ジョブの自動アップロード: 現在のプロジェクトを自動的にアップロードする設定が有効になっていないときに、一つのジョブのステータスが現場作業完了に変更されると、クラウドプロジェクト内のすべてのジョブが自動的にクラウドにアップロードされる問題を修正しました。この修正によって、現在のプロジェクトを自動的にアップロードするスイッチがいいえに設定されている状態で、ジョブのステータスを現場作業完了に変更すると、アイコンをタップしたときに、そのジョブのみがクラウドにアップロードされます。ジョブをいつでも手動でアップロードするには、ジョブリストでジョブを選択し、をタップしてアップロードを選択します。

  • 複数のWindowsユーザによるジョブへのアクセシビリティ: 新しいバージョンのTrimble Accessにアップグレードした後、ジョブのアップグレード時にコントローラにサインインしていたWindowsユーザしかジョブを開いたり使用したりできなくなっていた問題を修正しました。

  • 北距、東距の座標がゼロとして表示される: キー入力された縮尺係数を含む平面座標を使用して新規ジョブを作成する際に発生していた問題を修正しました。プロジェクトの位置をnullのままにして、ゼロ以外の北距や東距オフセットを入力した場合、座標系画面に戻ると、オフセットが誤ってゼロとして表示されていました。

  • 新規ジョブ画面に新規フォルダが存在しない: 新規ジョブ画面で新規フォルダボタンが表示されないことがある問題を修正しました。

  • ファイルの最終更新日時: ファイルをTrimble ConnectプロジェクトまたはTrimble Accessファイルブラウザで表示する際に、最終更新日時列が表示されるようになりました。最終更新日時列は、Trimble Accessバージョン2023.00でレイヤーマネージャからファイルを関連付ける際の新しいTrimble Accessファイルブラウザを追加した時に廃止されていました。

  • ジョブテンプレートによるファイルのリンク: 旧バージョンのTrimble Accessを使用して作成されたテンプレートを使用してジョブを作成した際に、ファイルが誤ってリンクされることがある問題を修正しました。

  • インポートおよびエクスポート時の未使用のフィールド: カンマ区切りのCSVファイルやTXTファイルをインポートまたはエクスポートする際に、複数のフィールドを未使用に設定することができるようになりました。

  • レイヤーマネージャ: コントローラキーを使用してソフトウェアをナビゲートする際に、コントローラのスペースバーキーを押して、レイヤーマネージャの任意のタブで項目を選択または選択解除できるようになりました。

  • 背景図: 解像度の高い画面で、Trimble Mapsとウェブマップサービスの背景の表示を改善しました(特に背景テキストの表示)。この改善は、Trimble TDC600ハンドヘルドやTrimble TDC650ハンドヘルドGNSS受信機などの、比較的小さい画面で顕著に表れます。

  • Trimble Maps: 複雑なサイトキャリブレーションを実行する際に、Trimble Mapsの画像の位置が、Trimble Accessジョブデータと正確に合わないことがある問題を修正しました。

  • ウェブマップ: WMSまたはWFSサービスに関する次の問題を修正しました:

    • ウェブマップが予期しないバージョン番号を使用してデータを提供していた場合、ウェブマップがマップ内にデータを表示しませんでした。既定では、ウェブマップのURLにバージョン番号が含まれていない場合、Trimble Accessは、最新バージョンのウェブマップを使用するようになりました。

    • ベースレイヤーチェックボックスを選択、または選択解除した場合に、変更されたレイヤーの順序が、ウェブマップ画面を閉じた際にマップ内に表示されるようになりました。以前は、変更を表示するには、レイヤーマネージャでレイヤーの表示設定を変更する必要がありました。

    • 認証されたWMSおよびWFS接続の構成と信頼性を改善しました。

  • DXFブロック: リンクされたDXF ファイル内にネストされたブロックが、正しい縮尺で表示されないことがあった問題を修正しました。

  • BIMモデル: 三角形が65,535個以上含まれるBIMモデルがTrimble Accessで正しく表示されない問題を修正しました。

  • IFC属性: IFCファイルの属性が、IFCファイルから作成されたポリラインと、IFCの端またはポリラインをオフセットして作成されたポリラインと関連付けられるようになりました。これらのポリラインを杭打ちする場合、測設ポイントにはIFC属性も記録されます。

  • IFCから作成されたポリライン: IFCパイプのCL上に作成されたポリラインが、同じライン上に折り返すことがあった問題を修正しました。

  • ポリラインを使用した計算: ポリゴンとして特徴コード化されたポリラインを使用した面積と境界の計算が正しく行われるようになりました。

  • ポイント名はすでに存在します: 「ポイント名がすでに存在します」というダイアログが表示され、閉じることができなかった問題を修正しました。

  • 測定コード: コードを選択した後、ポイントを測定して保存する前に、動画画面などの別の画面に切り替えた場合に、ソフトウェアがコードフィールドから制御コードを削除する問題を修正しました。

  • 測定コードMCDファイル: FXLファイルが置き換えられるとき(FXLファイルをコントローラのシステムファイルフォルダにコピーするか、Trimble Connectからダウンロードすることによって)、FXLファイルに測定コードグループが含まれていない場合、以前に設定された測定コードグループ情報を保持する元のMCDファイルが保持されるようになりました。新しいFXLファイルに測定コードグループ情報が含まれている場合は、FXLファイルのグループから新しいMCDファイルが作成されます。

  • コード測定時のオフセット: オフセットが存在するラインまたは円弧を測定する際、最初のポイントを測定した後、オフセットボタンが選択されたままの状態になるようになりました。これは、再びオフセットボタンを押してオフにするまで、後続のポイントにオフセットが適用され続けます。

  • 制御コードのみの特徴の表示: レイヤーマネージャ特徴タブの0レイヤーに、特徴コードを持たない、制御コードのみを持つ特徴が含まれるようになりました。また、これらはマップに表示されるようになりました。

  • 特徴シンボル: シンボルを定義するFXL ファイルを使用する際の次の問題を修正しました:

    • マゼンタ色のシンボルを使用する地形特徴点が、マゼンタ色で表示されるようになりました。以前は、黒で表示されていました。

    • 円弧で構成されるシンボルを使用する特徴がマップに描画され、Trimble Business Centerでの表示方法と同じとなるように、DFXにエクスポートされるようになりました。

    • 常に同じ(拡大縮小されていない)サイズで描画されるシンボルを使用する特徴が、マップに正しく描画されるようになりました。これまでは、これらは反転またはミラーリングされた状態で描画されていました。

  • 最後に使用した属性: 属性の入力を求めるチェックボックスがオンになっている場合に、ソフトウェアが最後に使用した属性のみを記憶するという、コードを文字列化する際の問題を修正しました。

  • ポイントの選択: 杭打ち項目のリスト表示時に、マップ上をタップして別のポイントをリストに追加する際、マップ上でタップした場所の近くに複数のポイントがある場合、ソフトウェアが反応しないことがある問題を修正しました。選択してくださいリストが表示されるようになり、リストに追加するポイント(複数可)を選択することができるようになりました。

  • IMUを使用した道路杭打ち: ジョブに保存されている切土/盛土が、設計標高から杭打ち時の標高を引いたものと同じでないことがあるという、道路を杭打ちする際の問題を修正しました。これは、IMUの傾き補正されたポイントを測定し、切土/盛土が計算されてからポイントがジョブに保存されるまでの間に、新しい位置が受信された場合にまれに発生する可能性がありました。最大3mmの差異が発生していました。

  • スキューオフセットの杭打ち: スキューオフセットで線や円弧を杭打ちするときに、設計高を変更できるようになり、正常に更新もされるようになりました。

  • ライン/円弧の杭打ち: 測点の選択画面で、ラインや円弧の開始ポイントより前や、終了ポイントより先の測点値をキー入力できない(杭打ち選択画面では可能)問題を修正しました。

  • ライン/円弧/ポリラインの選択Trimble SX10またはSX12スキャニングトータルステーションに接続している時に、関連ファイルでライン、円弧、またはポリラインを杭打ちする際に、Escをタップして杭打ち画面を閉じたときにライン、円弧、またはポリラインがマップで選択されたままになり、選択解除ができない問題を修正しました。

  • 動画画面の杭打ちグラフィックス: 動画フィードからマップ画面に切り替えた後、動画フィードに戻った際に、現在の位置から杭打ち位置までを示す杭打ちグラフィックスが更新されない問題を修正しました。

  • Wi-Fiが有効になっていない: コントローラでWi-Fiが無効になっている状態でTrimble SX10またはSX12スキャニングトータルステーションに接続している際、Trimble Accessは、Wi-Fiが有効になっていないことを警告する不快なメッセージを表示しなくなりました。

  • Android上のスキャンポイントクラウド: Androidを実行しているコントローラで表示した際に、グレースケールオプションを使用して表示されるスキャンポイントクラウドの表示方法を改善しました。

  • デュアルプリズムオフセット: デュアルプリズムオフセット法を使用してポイントを測定する際に、Trimble Accessが誤ったポールの高さを適用することがあった問題を修正しました。

  • 器械点設置の修正: ヌル座標で完了した器械点設置に座標を入力するために、器械点設置の修正機能を使用できなかった問題を修正しました。

  • 後視の確認: レーザポインタをオンにして器械点設置を行った後、後視の確認が誤って機器をDRモードを切り替える問題を修正しました。

  • オートロックステータスが正しく保存されない: ポイントが測定された時点のオートロックステータスではなく、ポイント保存時のオートロックステータスでポイントが保存される問題を修正しました。これは、ポイントとともに保存されているオートロックステータスが正しくない場合があったことを意味します。

  • 利用可能な測点: 杭打ちに使用できる測点のリストに、Trimble Access 道路アプリを使用して道路を杭打ちする場合にのみ使用できる測点タイプが含まれている問題を修正しました。これらには、テンプレート、片勾配と拡幅、および設計セクションに関連する測点が含まれていました。

  • AndroidでのUSBドライブへの書き込み: Androidを実行しているコントローラ上で、ジョブのコピーまたはジョブのエクスポート機能を使用したUSB ドライブへの書き込みが終わる前に、Trimble AccessソフトウェアがUSBドライブを取り外すよう指示するプロンプトを表示する問題を修正しました。

  • Android上の絶対標定マップ: Androidを実行しているコントローラで、絶対標定マップ機能を使用する際、マップテキストが縮尺に合わせて描画されるようになりました。以前は、テキストが特大の黒い形状として表示されることがあり、絶対標定マップ機能の使用が困難でした。

  • Androidでのスキャンポイントサイズ: Androidを実行しているコントローラ上での、スキャンポイントのポイントサイズを改善しました。スキャンポイントのサイズは、マップ設定画面または動画設定画面のポイントサイズドロップダウンフィールドで使用できる4つのサイズすべてで改善されましたが、最小サイズで最も顕著に表れます。

  • TDC600で画像が見つからない: カメラアプリのアイコンをタップ、または電源キーを2回押して画像をキャプチャした場合に、画像がコントローラの画像フォルダから<ジョブ名> Filesフォルダに自動的に移動されなかったTDC600の問題を修正しました。をタップし、機器/カメラを選択した場合、画像は自動的に移動されていました。

  • TDC600コンパス: Trimble TDC600ハンドヘルドで画面の向きを縦長から横長に変更したときに、コンパスの読み取り値が90度ずれる問題を修正しました。コンパスは、静止しているときにのみ、Trimble Accessで進行方向を示すために使用されます。移動を開始すると、進行方向はGNSS 受信機によって提供されます。

  • SP80 NMEA出力: Spectra Geospatial SP80受信機のレモポートおよびレモポート1からNMEA出力を開始しようとした際に、「無効な受信機ポート」メッセージが表示される問題を修正しました。

  • アプリケーションエラー:ソフトウェアを使用したり閉じたりする際にアプリケーションエラーを時折発生させる幾つかの問題を修正しました。とりわけ:

    • ソフトウェアがジョブを作成している最中に、新規ボタンを2回以上タップして新しいジョブを作成した際。

    • 移動または削除された、関連付けられたマップファイルが少なくとも一つある既存のジョブから新しいジョブを作成する場合。

    • ジオイドモデルが見つからない場合に、JobXMLまたはDCファイルから作成を使用して新規ジョブを作成するとき。

    • 座標系にコートジボワール/RCGI 2022を選択して新規ジョブを作成する際。この問題は、Trimble Access2023.01から発生していました。

    • 多数のファイルを含むプロジェクトでレイヤーマネージャを使用する場合。

    • 単位や参照方位角の設定などのソフトウェア設定を変更した結果としてマップが再構築された後に、レイヤーマネージャでジオリファレンスファイルの表示設定を変更した場合。

    • 絶対標定マップ機能を使用した後、スナップ先ツールバーを使用してポリライン上のポイントを選択しようとした際。

    • 交点にスナップツールを使用して、円弧を複数回タップする際。

    • 特殊文字を含むシンボル名の特徴コードシンボルを使用しようとした際。

    • 100MBを超えるFXLファイルを使用しようとした場合。

    • DFXにエクスポートする際、特徴ライブラリファイルがTrimble Accessでサポートされていないシンボルタイプを参照する場合。

    • 属性を持つポイントコードとともに保存されているラピッドポイントを測定するとき。

    • 不完全な器械点設置をTrimble VISION機器で使用する場合。

    • 測量スタイルでTRKモードが有効になっている状態でトータルステーション測量を開始するときに、器械点設置として前回を使用が選択されている場合。

    • 自動F1/F2を有効にして杭打ちし、誤ってEnterキーをすばやく2回連続して押した場合。

    • 後方交会法を実行するときに、測定ソフトキーが表示されてすぐにタップすると、測定結果が許容値から外れていました。

    • F1/F2測定値を使用している時に、オブジェクト指向セットアップを実施し、方法を既知点からポイント、エッジ、面に変更した際。

    • Trimble SX10またはSX12スキャニングトータルステーションに接続している場合に、別のジョブに切り替えた際。

    • タップアンドムーブ機能を使用してSX10またはSX12を動画画面から回転させようとした際。

    • 画面を縦向きで操作し、SX10またはSX12動画ウィンドウの高さを0に最小化する場合。

    • ソフトウェアを終了するためにCtrl + Qを押してから、ソフトウェアが終了する前にをタップした場合。

    • ディスクの空き容量が少ないため、終了時にソフトウェアが応答しなくなることがあります。

    • Androidを実行しているコントローラのソフトウェアを終了するとき。